下関市議会議員　林真一郎

謹賀新年　輝かしい新年をお健やかにお迎えのことと存じます。

本年が皆様にとって素晴らしい年になりますよう　祈念致します。　

さて、壬辰の年は、≪障害を乗り越え、刻苦勉励し成果を挙げよう≫との年とお聞きします。

『信なくば立たず（無信不立）』という言葉があります。弟子子貢（しこう）が政治について尋ねました。孔子は「食料を十分にし、軍備を十分にして、人民には信頼を持たせることだ」と答え、やむを得ず捨てるなら、どれが先か問うと「軍備を捨てる」、さらに残った二つのうちではどちらかと問うと、「食料を捨てる。」と答えました。理由は、「食料がなければ人は死ぬが、昔から誰にも死はある。人民は信頼がなければ安定しない（民無信不立）」と答えたことに由来しますが、原理は今も変わりません。信頼を得て事に当たる事の出来るよう精進をして参りたいと存じます。

年頭に当たり　

年末年始穏やかな日和の下、平成24年を迎えました。

円高による輸出関連企業の海外への移転や更なる事業統合・廃止、消費税増税方針等が報じられる中、①震災復興の着実な進展　②新たな国づくりﾋﾞｼﾞｮﾝづくり　等に成果を期待したいと考えています。下関市の懸案は、24年4月1日の中央病院の独立法人化移行、新庁舎整備内容と方針・施工予算審議　などです。経済委員会所管部局では、『豊北道の駅』、『菊川温泉ﾌﾟｰﾙ』の竣工が予定されています。文教厚生員会で議論した『満珠荘』も装いも新たにお目見えです。

本年の取組として

(１)9月定例会での一般質問に応える形で示された、『ｺﾐｭﾆｨﾃｨｽｸｰﾙ』制度の導入にあたり母校名陵中学校も名乗りを挙げ、指定にむけ準備が進められています。一方、休園中の第二幼稚園を活用しての放課後子供教室を中核として地域福祉の拠点作りにも方針が定まって参りましたので、同窓会・地域をあげて支援に取り組みます。

(２) 24年は『源平』『武蔵』のテーマ年です。固有の歴史に基づいたテーマ・物語をﾍﾞｰｽに街づくりを推進 して参ります。責任総 代を務めます桜山神社も創建147年目を迎えます。創建150年に向けて、環境整備を進めて参ります。先人の遺徳に触れながら、志を涵養し、立派な郷土を次世代に受け継いで行く事に聊かでも貢献します。

(３)前市長選で争点となった、新庁舎整備と地域内分権～今日までに議論を踏まえ、付託に応えて参ります。震災を機に注目される、ｽﾏｰﾄｼﾃｨ構想等研究を進めます。