≪ライトレールとコンパクトシティ視察 イン 富山 10/28~29≫
平成17年4月に7市町村が合併し新たにスタートした『富山市』は、①車を使えない人にとって極めて生活しづらい街、②割高な都市管理の行政コスト、③都心空洞化による都市全体の活力低下と魅力の喪失 の克服策として、公共交通機関の活性化と都市機能や生活基盤を沿線に集積する拠点集中型のコンパクトシティを目指しておられます。
10/28午後3時 富山商工会議所を訪問、富山市都市整備部 中心市街地活性化推進課より 柏木克仁氏にも参加頂き施策とその効能について質しました。
先ずは、北陸新幹線開業と北陸本線高架化を踏まえて、平面LRTの接続を目指し南北の(富山ライトレール+市内電車環状線)接続が注目されている。 次に市民には 都市部・郊外それぞれに生活の利便性を確保し、選択が出来る街づくりを目指している。そのイメージは、『教育・文化等特段のサービスを提供する施設は街中に集約し、郊外からそれらを享受するために公共交通機関を利用して容易に出かける事が出来る環境整備を目指している。』。
一方、街中は一層の集積を誘導すべく『まちなか居住推進事業』中ので様々な補助事業を展開している。
A良質住宅建設事業者、住宅の建設・購入、賃貸入居者への家賃助成等について⇒①共同住宅建設費助成≪100万円/戸≫、②優良賃貸住宅建設費助成≪50万円/戸≫、③業務・商業ビルから共同住宅への改善助成≪100万円/戸≫、④共同住宅に設置する店舗、医療、福祉施設整備費用助成≪2万円/㎡≫、
市民向け支援 ①戸建住宅、共同住宅購入費の借入金に対する助成≪50万円/戸≫、②都心地区への転居による家賃助成≪1万円/月:3ケ年≫ 等があり合計702件、1,417戸の実績を挙げた旨の説明あり。(H26年度予算:街中居住促進⇒建築事業者向122戸・5,000万円【上限】、市民向◎戸建 56戸 2,800万円、◎家賃助成 161戸 966万円)
B空き店舗への出店助成⇒①店舗改装(補助率1/2) 限度額1F500万円、2F250万円②店舗賃借料(補助率1/3) 限度額1F240万円、2F120万円、誘致活動(補助率2/3)200万円
Cお出かけ定期券 ⇒65歳以上の方々を対象に、市内各地から中心市街地への公共交通料金を一乗車100円に割引する。 利用時間帯 9:00~17:00、利用交通機関:地鉄路線バス、地鉄電車、市内電車、富山ライトレール、まいどはやバス◆申込率 22.9%、利用者数 961,311人/年 D,自転車市民共同利用システム導入 ステーション・自転車数⇒ 中心市街地内に 17カ所、170台。ICバスカードによりロック解除が出来、利用後は各ステーションへH22.3~H26.3迄の利用は、1日平均 114.97回、 総利用数 169,348回紙面の関係上全てをお伝えできませんが、よく練られた試みでした。
TrackBack URL :
Comments (0)