2013年4月3日

会派行政視察

Filed under: 活動報告 — hayashi @ 10:40 PM

行政視察≪離島振興策:奄美市、西の表市≫ 3/27~29 

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今回は、コミューター(小型プロペラ機)を活用して鹿児島市を起点に奄美大島、種子島を訪問しました。27日 鹿児島から300km離れた奄美大島に降り立ちました。

 奄美市では 離島振興・産業振興(再生可能エネルギー含) について取組を拝聴しました。

国・県よりの事業費を活用し、H16~H21年度に行われた≪知恵のチャレンジ≫22事業について説明を頂きました。注目したのは ①≪奄美産業クラスター:関連する産業・事業が結びつき、新たな相乗効果を生み出す産業・事業群≫⇒さとうきび製糖過程で排出される『バカス』、黒糖焼酎製造過程で『焼酎粕』、大島紬製造過程で『セリシン』、農畜産業者から『糞尿』、抗菌性を持つ海藻『ソゾノハナ(紅藻)⇒「ジャガイモそうか病」「院内感染病原菌:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)等に対し抗菌性有』等の未利用資源有効活用を奄美産業クラスターネットワークで地域内課題解消と共に実現して行く取組です。地元産学官に地域外の企業にも参画を求めています。新たに開発市販されたものとして 基礎化粧品『あま肌』の紹介を頂きました。電力状況は火力発電が主力だが、H19年以降『地域新エネルギー等導入促進事業』を導入し、風力発電に取組んでおられ 昨年は売電単価引き上げ(10.5円⇒19.28円)もあり 4,123万円の売電金額を達成、一昨年2月には『バイオマスタウン構想』も標榜しておられる。

28日は、1543年の『鉄砲伝来』の地 種子島 へ参りました。南種子町にはスペースポートが有り、ロケット発射も見学できることから離島・産業振興策 と 共に 観光施策についてもお尋ねした。

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◆西之表市は 昭和30年代まで人口36000人だったが、現在は16,561人と半減している。観光施策を立てる上で、①島へのアクセス充実⇒航路・空路便数拡充策、②定期観光バス運行等が一次課題となる。エネルギー施策では、ここも火力が中心、再生可能エネルギーに関しては病院等の公共施設に太陽光発電が利用されている。但し、九電との協定でメガソーラー敷設は無理との説明であった。一時、話題となった馬毛島 もすぐ近くで、市内各所に基地移設反対のサインが目にとまりました。

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