2018年11月25日

Filed under: 未分類 — hayashi @ 9:36 PM

小中一貫教育について 先進地視察 11/20~21

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①武蔵村山市 コミュニィティスクール学校運営委員会においてH16検討委員会が設置され、市立第二中学校と市第四小学校が 施設一体型 小中一貫校 村山学園としてH22 開校した。

『小中一貫教育とは?』との問いには『中学3年生時に、生徒達がどの様な姿であればよいか』について、そのイメージを教職員・保護者・地域が共有していること。

『何の為に?』との問いには『学力向上と生活指導の向上』を挙げられた。 

当初児童生徒の中には、養育が十分に行われていない者も少なくなく、学業に対する向上心も低く、家族旅行・外食等の経験が無い子も多かった。そこで、社会経験を積むこと、自主学習習慣を身につけることなどを念頭に指導。

学習成果として、①地域の行事に積極的に参加すること。②授業の準備を自ら行うことが出来るようになっている。点をあげられました。地域の行事については年間スケジュールが、授業対策については自宅に学習環境が整っていない生徒の為の自習コーナーや5000種類に及ぶ教材(プリント)が用意されており、自分の意思でそれらを利用し学習出来る環境を整備しているとのこと。 1~9年生までが在籍する環境の中、上級生が下級生の学習援助をしたり、目標とする(憧れる)先輩の存在が様々な点で効果を発揮している。      

 

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②三鷹市中一ギャップといった学校種間の段差の解消、不登校生徒急増・学力未定着(低下)等への対応 といった観点から H15.4『三鷹市小・中一貫教育校基本計画検討委員会』設置、検討結果等を提示・説明会を行ったが理解得られず一旦白紙。

 仕切り直して平成184月『にしみたか学園』が最初に開園。同時期に制定された自治基本条例 33条には、一、保護者、地域住民等の学校運営への参加を進めることにより、地域の力を活かし、創意工夫と特色ある学校づくりを行う。一、学校を核としたコミュニィティーづくりを進めるとして、コミュニィティースクールを基盤とした小・中一貫教育を目指しています。

 三鷹市内には 小学校15校(児童数 8,920人)、中学校7校(生徒数 3,228人)教員数 小:約400人、中:約200人で構成されています(H30.5)H18のにしみたか学園に続き、残る6つの中学校がそれぞれ校区内の小学校と共にH21.9迄にそれぞれ小・中一貫教育を行う学園となりました。教育理念として 一、質の高い教育をどの学校(学園)においても保証する。一、地域全体で『共に』子供を育てる を挙げ、学校自由選択制は無い。

 児童生徒はそれぞれ旧来の学校へ通い、それぞれの諸行事も学校毎に行う

学園の記章・旗・園歌等は制定されているがそれぞれの学校のそれらも現存。

それぞれの校長先生の中から統括学園長を決め、他は副学園長となる。義務教育9年間の学びと15歳の姿に責任をもった教育を実現する為のカリキュラム策定を行う

両校とも、不登校比率も下がり、学習成果も向上したとのことでした

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