2010年8月19日

議会研修 8/18

Filed under: 活動報告 — hayashi @ 6:50 PM

第11回 山口県市議会議員研修会

「議会基本条例」「二元代表制」を切り口に 待った無の議会改革 について 全国市議会議長会法制 参事 廣瀬和彦氏、東大名誉教授 大森 彌氏 に講演頂きました。

今、地方議会は危機的状況にある

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議員定足数の問題全国的に定数削減方向にバイアスがかかっていること。広瀬氏は「本来議員数は少なすぎる。議員にかかる経費は全歳出の0.6%でしかない。定数を減ずれば住民サービスは確実に低下するので現定数は堅持すべきだ。」

二元代表制に関し大森氏は、「全国で議会に挑戦・敵視する首長が少なからず出現してきたこと。定例議会の風景も含め行政・執行機関が強すぎる。そうさせている議会も猛省すべきだ。」「首長候補者には誰でもなれる。議員は3ケ月以上の居住要件がかかっており地方自治を保証するのは議会である。首長は執行官、その自覚があるか?」等と警鐘をならされた。地方自治法に定める基本構想策定義務(議会議決要)の削除や議員定数上限規定撤廃が議論される中、「基本構想を議会主導で策定すること報告会を含め市民参加を得ての議論・情報収集を行うべきである。」と語りかけられた。

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