2011年8月8日

市出資法人調査特別委員会 継続報告

Filed under: 活動報告 — hayashi @ 8:24 PM

 財団法人 菊川建設労働者福祉センターは、雇用促進事業団(当時) 事業を活用して菊川町に宿泊施設を設け、施設運営主体として設立された法人です。

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H15.3雇用能力開発機構より、「町民に密着したサービスを提供する宿泊施設としての事業を5ケ年以上継続すること」を条件に譲り受けた。その後、施設老朽化と エレベーター・客室トイレ が無い事等で利用率も下がる中、施設改修要望が挙がる。一方本施設の設置目的(財団法人が定める寄付行為)が、①建設作業者の技能実習・雇用管理研修、建設雇用改善の為の諸事業、②勤労者の教養・文化向上の為の諸事業、③施設管理である一方、実態は営利を目的とする宿泊施設で公益法人法制度改正に伴う組織再編 並びに23年度以降の指定管理者として再指定されるかが最大課題でした。指定管理再指定を果たし、寄付行為第4条を改正し「公営施設運営管理」を加えたものの、公益・一般財団法人への移行、合併の道筋も見い出せず、審査の中で≪解散≫の方向付けが示されました。

菊川まちづくり株式会社は、100円市場との兼ね合いで地元町内産の野菜販売が難しく、当初併設された同市場との相乗効果が有ったが地料が高いとの理由で道路を挟んだJA施設の一角に移転した為課題が大きくなった。その上、市内他町から入荷した野菜も他市業者の一括買いがあり道の駅利用者への潤沢な新鮮野菜の提供に苦慮してる趣旨の報告有り。他にテナント方式故に品揃え・販売展示に関する課題も話し合いによる解決を図らねばならずスピーディな対応への努力、事務所スペースの工夫等検討する旨答弁有り。

他の 株式会社 フィッシャリーナむろつ、有限会社 豊田あぐりサービス、株式会社 豊田ふるさとセンター は概ね順調に運営されている。 

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嘗て財務・運営面で指摘の多かった フィッシャリーナむろつ は、5ケ年計画が実りつつあり、①単年度の係留費未納解消、②受取保証金総額に見合う流動資産の確保 の課題を克服し、メンテ工事も方針について利用者の理解を得て計画的に実施することが出来る状況になっている。

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